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sylpheed-gtk2

最終更新日 2005年3月30日

0. ニュース

sylpheed-gtk2プロジェクトは終了しました. このプロジェクトの成果は,既にオリジナルのSylpheedプロジェクトに取り込まれています.これから使用される方はsylpheed-gtk2ではなくSylpheed-1.9.x以降を使用して下さい.

1. 概要

sylpheed-gtk2 スクリーンショット

山本博之氏作のMUA,Sylpheedを Gtk+2に移植しています.環境次第では,アンチエリアス化されたフォントによって, より美しいSylpheedを堪能できます.

また,比較的楽にCygwinやLinuxのフレームバッファで動作させる事もできるでしょう.

2. アーカイブ

2.1. 最新版

sourcefoege.netで入手できます.

アイコンファイルは,Windowsでコンパイルする場合や,tarballを作成する場合に srcディレクトリ以下に配置して下さい.通常は不要です.

2.2. 旧バージョン

3. コンパイル

3.1. tarballを使用する場合

 $ tar xvfz sylpheed-x.y.z-gtk2-200?????.tar.gz
 $ cd sylpheed-x.y.z-gtk2-200?????
 $ ./configure
 $ make
 $ su
 (パスワード)
 # make install

バージョン名は適宜読み替えて下さい.また,SSL等のオプション機能が必要な場合は, configureスクリプトにオプションを付加するのを忘れないで下さい (詳細は./configure --helpで確認して下さい). その際,依存ライブラリとその開発パッケージをインストールする事もお忘れなく.

3.2. パッチを使用する場合

オリジナルのSylpheedにパッチを適用した後,autogen.shを実行して下さい. ただし,autoconf等の開発ツールがインストールされている必要があります. 自力でツールを揃える事ができない方は,tarballを使用するか,sylpheed-gtk2の使用を 諦めて下さい:-P

 $ tar xvfj sylpheed-x.y.z.tar.bz2
 (bzip2の解凍オプションはGNU tarのバージョンによって異なります)
 $ cd sylpheed-x.y.z
 $ patch -p1 < ../sylpheed-x.y.z-gtk2-200?????.diff
 $ ./autogen.sh
 $ make
 $ su
 (パスワード)
 # make install

4. 設定

sylpheed-gtk2は,オリジナルのSylpheedの設定をほぼそのまま引き継ぐ事が できるように作られています.しかし,フォント設定だけは互換性がありません.

フォント設定は,~/.gtkrc-2.0 及び ~/.sylpheed/sylpheedrc の2箇所で行う必要があります. 例えば東風フォントを使用する場合は,以下のように設定します.

~/.gtkrc-2.0

gtk-font-name = "Kochi Gothic 10"

~/.sylpheed/sylpheedrc

...
widget_font_gtk2=Kochi Gothic 10
message_font_gtk2=Kochi Gothic 10
normal_font_gtk2=Kochi Gothic 10
bold_font_gtk2=Kochi Gothic Bold 10
small_font_gtk2=Kochi Gothic 9
title_font_gtk2=Kochi Gothic 16
...

GNOME2やKDEを使用している場合は,~/.gtkrc-2.0の代わりに, それぞれのフォント設定ユーティリティでフォントを設定できるでしょう.

5. スクリーンショット

6. 連絡先

6. 注意事項

sylpheed-gtk2はまだテスト段階です.あなたの重要なデータを破損する可能性があります. ~/Mailや~/.sylpheed,スプール等をバックアップした上で,自己責任の下でお使い下さい.

7. 関連サイト

Sylpheed
本家Sylpheedのサイト
Sylpheed for Win32
中田 宗里氏によるNative Win32版 Sylpheed.
Sylpheed Claws
派生版

Takuro Ashie

$Id: sylpheed-gtk2.html.ja,v 1.4 2005/03/30 06:15:06 makeinu Exp $